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MMCA「Damien Hirst: Nothing Is True But Everything Is Possible」から考える日韓博物館の比較②
少し空いてしまいましたが、前回に引き続き韓国の国立現代美術館(MMCA)で開催されていたダミアン・ハースト展をもとに日本との比較をあぶりだしていきたいと思います。今回は「展示物」の線引きについて一つ。 The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living まず前提として、前回でも少し触れましたが博物館法によって定められる「博物館」の内容が日本と韓国では異なっています。日本では「博物館」にはいわゆる歴史資料館、美術館、植物館、動物園など、さまざまな資料を保存(飼育も含まれますが)し公開することが含まれています。一方、韓国では博物館・美術館に特化した「博物館法」が定められており、その対象は紙媒体の資料や絵画、彫刻などの芸術作品に限られるという違いがあることを確認しました。 日本の博物館法という法律の上では、美術館・博物館に特化した展示や資料保存のルールやポリシーというものは提示されていません。しかし、学芸員の資格を取得するにあたって履修する「博物館資料保存論」や「博物館展示
Kanako Nagayama
7月31日読了時間: 5分


MMCA「Damien Hirst: Nothing Is True But Everything Is Possible」から考える日韓博物館の比較①
日本に絞り込んだ話から始めようかと思っていたのですが、直近で韓国の国立現代美術館(MMCA)に訪れる機会があったのでそちらをもとに日韓の博物館法の比較をしてみたいと思います。 The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living MMCAでは当時ダミアン・ハーストの個展「Nothing Is True But Everything Is Possible」(2026年3月20日~6月28日)と企画展「This Is (NOT) Conceptual Art」の2つが開催されていました。ここで注目したいのはMMCAのコレクション展はこの期間開催されていなかったということです。のちに②で考察しますが、これには展示室構成や、作品保護の観点がその要因としてはたらいていたのではないかと考えます。 まず着目すべきは、韓国には「国立」の現代美術館があることでしょう。日本では公立の現代美術館は複数ありますが、国立機関では国立新美術館が現代美術を扱うことがある、という見方ができるくらいか
Kanako Nagayama
7月1日読了時間: 6分


はじめに
Welcome! This is an introduction of my new articles for art and culture with the view points of cultural politics and consultant experience.
Kanako Nagayama
6月15日読了時間: 2分
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